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【 蚤の知恵 】

猫を飼っているが、よく懐いていて可愛い。ふと、虫も懐くのだろうか、と思い調べてみると虫の脳はあまりにも小さく懐くことはないらしい。それではどの程度の能力があるのだろうか。そんな時、猫の毛をブラッシングしていると首のあたりに居た蚤が櫛を逃れて顔の方へ逃げだし、終には猫の口の中に逃げようとした、が口中に入ってしまうと死ぬので、ぎりぎりのところで逃げ戸惑っていた。もちろんこの蚤は退治されたわけだが、かなり知恵も働くように感じられた。蚤でさえ命がかかると斯くの如くであった。
俳人を蚤と比較して申し訳ないが、我々も作句に行き詰まったときに句会が迫ると必死で句を作り、投句寸前で書き直すことすらある。追い詰められると蚤も俳人も最良の道を求めるようだ。


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